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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻10号

1964年10月発行

文献概要

談話室

病院内弱視学級が文部省実験研究校に指定されて

著者: 武田忠雄1

所属機関: 1宮城県白石市,公立刈田綜合病院

ページ範囲:P.1181 - P.1183

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 最近弱視の治療及び教育に関する研究が盛んになるにつれて,機能性弱視児に対する療育,器質性弱視児に対する教育の問題が注目されて来た。文部省では昨年,大阪府立盲学校,大阪市立本田小学校,高槻市立桃園小学校,大阪医大分校を弱視教育研究校として指定したが,本年,宮城県白石市立第二小学校,同中学校刈田綜合病院分校も同じく研究校として指定されることになつた。幸いに東北大学桐沢教授始め県市教委,学校当局各位の御理解,御援助の下に充分な成績を達成したいと念願している。
 顧みれば昭和37年,病棟増改築を機に始めた弱視療育が,最初は,これほどまで各界の御協力を得るとは考えてもいなかつたが,現在では上記のように,各方面の協力態勢を得られる状態になつておるので,この機会に私達が歩んで来た道程を御紹介して,諸先生方の参考の一端にもして頂ければ,弱視児福祉の上からも望外の喜びであると思い一筆する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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