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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻11号

1964年11月発行

文献概要

臨床実験

角膜細胞内外液,房水等のCl測定に対するAminco Cotlove Automatic Chloride Titratorの応用について

著者: 坂上道夫1 原孜1

所属機関: 1慶応大学医学部眼科

ページ範囲:P.1227 - P.1230

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I.緒言
 角膜の電解質代謝は特に透明機構に関して看過出来ない。角膜上皮,実質,内皮等に関しての電解質移送に関してもDonn,Potts,Modrell,Friedman,Kupfer,Maurice,Harris,吉川,三島,糸井氏等の優れた業績は枚挙に遑がない。
 併し,角膜中電解質の陰イオンは高分子性のnegative chargeに共軛して,Donnan平衡理論上Staticにも興味がある。又加えて最近の膜透過理論は陰イオンのdynamicな動態を報じている。ここで陰イオンの中で生体にとつて主要な役割を演ずるのはClであることは論を待たない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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