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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻11号

1964年11月発行

文献概要

臨床実験

緑内障手術後発生した低眼圧性鬱血乳頭の成因

著者: 小原博亨1 阿久津澄義 赤塚俊一1 樋口正男1 平恭司1 大野晶子1

所属機関: 1名古屋鉄道病院

ページ範囲:P.1231 - P.1234

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I.緒言
 元来,鬱血乳頭は脳性鬱血乳頭,全身疾患の場合に現れる鬱血乳頭,局所的疾患による鬱血乳頭等に分類されている。この局所的疾患による鬱血乳頭は眼窩疾患及び副鼻腔疾患等による視束の求心性淋巴路の圧迫阻害による場合と眼圧の低下に因る場合とがある。
 私共は緑内障手術後,低眼圧を生じていたが,重労働後,鬱血乳頭を生じた一例を経験した。この鬱血乳頭の成因について,私共の見解を述べて見たい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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