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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻12号

1964年12月発行

文献概要

特集 眼科臨床における診断・治療上の困難例

全層角膜移植における虹彩前癒着の予防並びに処置

著者: 竹内光彦1

所属機関: 1国立札幌病院眼科

ページ範囲:P.1323 - P.1327

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Ⅰ.緒言
 角膜移植後の合併症としてしばしばみられるものの一つとして虹彩前癒着があり,Paton (1957)15)は術中に虹彩損傷又は出血を起した場合に発生しやすいと述べ,Fine6)15%,Leahey12)23%,Alberth6〜12%,Doctor5)27%,及Ma—rtin and Smith14)23.7%,の発生率を報じた。
 この合併症は手術手技の熟達によりその発生率を少なくする事が出来るがその発生を予防する事が第一である。不幸発生した場合には出来るだけ障害を少なくして完全な癒着剥離を行なわねばならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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