文献詳細
特集 眼科臨床における診断・治療上の困難例
文献概要
最近白内障の手術は非常な進歩を遂げ,α—Chy—motrypsinの利用と相まつて,殆んどすべて嚢内摘出法で行なわれる様になつた。嚢外摘出に比べて,その術式が難かしい点はあるが,術後の視力改善は数段とまさり,0.2,3の視力を一応手術の適応としている人が多い。
然しその反面,術後の眼鏡矯正はひどく等閑に附せられ,実際は極めて良い視力であるにも拘らず,視力が出ないばかりか,眼鏡をかける事が困難な例さえ多い。
然しその反面,術後の眼鏡矯正はひどく等閑に附せられ,実際は極めて良い視力であるにも拘らず,視力が出ないばかりか,眼鏡をかける事が困難な例さえ多い。
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