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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻12号

1964年12月発行

特集 眼科臨床における診断・治療上の困難例

視交叉蜘網膜炎か?Leber氏病か?

著者: 中村滋1

所属機関: 1国立東京第二病院眼科

ページ範囲:P.1385 - P.1388

文献概要

 球後視神経炎の原因に関しては従来非常に多くのものが報告されている。即ち急性及び慢性の各種伝染病,各種脳脊髄疾患,副鼻腔疾患,各種中毒,ビタミン欠乏症,外傷,歯科伝染,アレルギー疾患等であり原因不明のものもまた数多く報告されている。事実我々は球後視神経炎と診断して各種検索を行なつても原因が判明せず治療の方針が決められなくて困惑する場合に屡々遭遇する。私は最近球後視神経炎の患者で原因が不明であり視交叉蜘網膜炎或いはLeber氏病を疑がつて開頭術を行なつた1例を経験したのでこれに就いて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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