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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻2号

1964年02月発行

文献概要

特集 第17回日本臨床眼科学会講演集(その1) 学会講演集

Retinal Dysplasiaの2例

著者: 吉岡久春1 広瀬欣一1

所属機関: 1久留米大眼科

ページ範囲:P.128 - P.134

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 Reeseのいう白色瞳孔(Leukokoria)を来す一疾患でしかも網膜膠腫との鑑別疾患の一つであるRetinal Dysplasia (R.D.)は成熟児で出産時存在する一種の眼発育異常で,両眼性の眼異常,中枢神経系又は身体他系統の奇形及び家族的出現傾向を示すことが特徴である8)9)。そして本症は特に,Reese8)9)等によりくわしい報告がなされているが,本邦では本症と思われる症例は古く23散見される4)10)が,R.D.と明記した報告は最近教氏5)7)11)の報告があるのみである。我々も本症の2例を経験したので報告しておきたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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