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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻3号

1964年03月発行

文献概要

特集 第17回日本臨床眼科学会講演集(その2) 学会講演集

粟粒結核における眼底所見補遺—特にCytoid bodyを証明した1例について

著者: 青木平八1 逸見和雄1 田島幸男1

所属機関: 1群馬大眼科

ページ範囲:P.247 - P.251

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Ⅰ.まえがき
 結核性網脈絡膜疾患については,昔から数えきれぬほど多数の記載があるにも拘らず,粟粒結核における眼底所見としては,脈絡膜粟粒結核が代表的なものとしてあげられているに過ぎず,網膜における病変について報告されたものはきわめて少い。
 私共は,眼球後極部に綿花状白斑と小出血斑を初発した脈絡膜粟粒結核の2例を観察し,特に1例においては,剖見によつて網膜の神経線維層にいわゆるCytoid bodyを証明した。かくのごとき例については未だ記載が見当らないようなのでその大要を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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