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特集 第17回日本臨床眼科学会講演集(その2) 学会講演集
Behcet氏病失明両眼の病理組織学的比較
著者: 高安晃1 大山美智子1 園田輝雄1 土屋利紀1 貴島陸博1 柊山緑1
所属機関: 1鹿児島大学眼科
ページ範囲:P.275 - P.280
文献購入ページに移動Behcet氏病の眼球の病理組織学的所見については吾国に於ては,鹿野,生井,萩原,神田その他の諸氏の報告を見るが,総括的には網膜の変化が最も著明であり,却つて葡萄膜には激しい葡萄膜炎であつたに拘らず組織学的には変化が比較的軽度であるといわれて居る。特に水晶体への変化殆んど記載はない。又,各組織に認められる血管炎,或いは管腔閉塞等の所見も多く見られるといわれている。
最近Behcet氏病で失明した両眼の病理組織学的検索を行い,この両眼の眼組織を比較検討したところ極めて興味ある所見を得たのでここに報告する次第である。
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