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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻3号

1964年03月発行

文献概要

特集 第17回日本臨床眼科学会講演集(その2) 学会講演集

自然に吸収された水晶体銅症の1例

著者: 工藤高道1 松山秀一1 高橋茂樹1 川口鴻1 菅原ひで1

所属機関: 1弘前大眼科

ページ範囲:P.355 - P.358

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 銅及びその化合物(真鍮,雷管等)は眼内異物中鉄片に次いで頻度が高く,而も眼内異物のうちで最も刺激が強く,又無菌的に入つた場合でも急激な化膿性炎症を起し,一般に予後は不良である。然し異物の大きさ,飛入部位,その他の条件により予後の良好な例も報告されている。
 私共も最近眼球銅症の1例に遭遇したが,その経過観察中に水晶体銅症が自然消失した極めて興味ある症例である故ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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