icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻4号

1964年04月発行

特集 第17回日本臨床眼科学会講演集(その3)

学会講演集

照明を変化させた際の人眼のStanding potentialの変化

著者: 永谷忠1

所属機関: 1山口医大眼科

ページ範囲:P.407 - P.415

文献概要

 網膜の照射状態が変られた時におこる眼の静電位変化をEOGにより観察し,網膜中心動脈栓塞網膜中心静脈血栓,網尿病性網膜症,網膜剥離,脈絡膜炎,網膜色素変性等典型的な眼底疾患について調べ,その結果を同じ患者のERGと比較した。
 これらの結果から次の仮説が与えられた。
  1) EOGのlight riseは単に脈絡膜血流で栄養される層だけでなく,網膜中心動脈により栄養される層にも関係する。light riseは内顆粒層の機能と密接な関係があると考えられる。
  2) base-valueとdark troughは網膜外層の機能と関係がある。
 (本論文は一部文部省科学研究視力班の補助を受けた)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら