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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻4号

1964年04月発行

文献概要

特集 第17回日本臨床眼科学会講演集(その3) 学会講演集

未熟児の眼所見—(2)未熟児哺育の指針としての意義

著者: 保坂明郎1 三宅清平2 片山譓2 本馬周崇2

所属機関: 1福島医大眼科 2横浜赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.441 - P.445

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Ⅰ.緒言
 生後早期に未熟児の眼科的検査を行つた文献は極めて少く,またほとんど統計的報告に止まつている。保坂は先に,眼科的には近視,眼底の蒼白,眼底血管の狭細,乳頭の蒼白,の4項目が未熟と思われる所見であると述べたが,その後ほぼ満足すべき例数に達したので,成熟児280例の所見と比較して,これらの所見が1%の危険率で未熟児に多く見られることが確認された(第1表)。
 今回は眼所見と全身所見との関係を検討し,眼科的検査の重要性を認めたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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