文献詳細
臨床実験
文献概要
Ⅰ.緒言
1962年Kaufman1)は,5—Iodo−2′deoxyuridine(IDU)がherpes simplex virusに対して極めて有効であることを発表して以来の,今迄の追試報告は,いずれもその有効性を認めているが,Kaufmanはその報告の中にadeno-virusに対しても有効であろうと言っている。然し,今日迄にadeno-virus感染症に対しての報告には接していない。
私は流行性角結膜炎(EKC)の21例に用いて,可成りの効果を認めたので報告すると共に,昭和38年に於けるEKC患者の発生状況についても考察したい。
1962年Kaufman1)は,5—Iodo−2′deoxyuridine(IDU)がherpes simplex virusに対して極めて有効であることを発表して以来の,今迄の追試報告は,いずれもその有効性を認めているが,Kaufmanはその報告の中にadeno-virusに対しても有効であろうと言っている。然し,今日迄にadeno-virus感染症に対しての報告には接していない。
私は流行性角結膜炎(EKC)の21例に用いて,可成りの効果を認めたので報告すると共に,昭和38年に於けるEKC患者の発生状況についても考察したい。
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