文献詳細
文献概要
臨床実験
昭和38年青森における流行性角結膜炎の発生状況及びIDUを用いての治療成績
著者: 須田栄二1
所属機関: 1青森県立中央病病院眼科
ページ範囲:P.499 - P.502
文献購入ページに移動Ⅰ.緒言
1962年Kaufman1)は,5—Iodo−2′deoxyuridine(IDU)がherpes simplex virusに対して極めて有効であることを発表して以来の,今迄の追試報告は,いずれもその有効性を認めているが,Kaufmanはその報告の中にadeno-virusに対しても有効であろうと言っている。然し,今日迄にadeno-virus感染症に対しての報告には接していない。
私は流行性角結膜炎(EKC)の21例に用いて,可成りの効果を認めたので報告すると共に,昭和38年に於けるEKC患者の発生状況についても考察したい。
1962年Kaufman1)は,5—Iodo−2′deoxyuridine(IDU)がherpes simplex virusに対して極めて有効であることを発表して以来の,今迄の追試報告は,いずれもその有効性を認めているが,Kaufmanはその報告の中にadeno-virusに対しても有効であろうと言っている。然し,今日迄にadeno-virus感染症に対しての報告には接していない。
私は流行性角結膜炎(EKC)の21例に用いて,可成りの効果を認めたので報告すると共に,昭和38年に於けるEKC患者の発生状況についても考察したい。
掲載誌情報