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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻5号

1964年05月発行

文献概要

特集 第17回日本臨床眼科学会講演集(その4) 学会講演集

全層角膜移植とその成績

著者: 竹内光彦1 小田泰子1 小崎雅司

所属機関: 1国立札幌病院眼科

ページ範囲:P.617 - P.627

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I.緒言
 同種全層角膜移植は1906年Zirm21)28)により始めて成功し,同種表層角膜移植の成功は1908年Plange19)21)により報告され,1911年Magitot19)28)は5℃で溶血血清に眼球を8日間保存した角膜を用いて同種表層角膜移植に成功した。
 角膜移植は近来手術器械及方法,抗生物質及抗アレルギー製剤の発展に伴いこの手術がより安全に行える様になつてきた。一方屍体眼球の利用は1912年Schimanovsky1)が推め,1922年Fila—tov19)により導入され,1945年Paton19)により眼球銀行の組織が設けられる様になつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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