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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻6号

1964年06月発行

文献概要

臨床実験

網膜色素変性症に対するカタリン内服薬の使用例について

著者: 真田知彰1 久保敏雄1

所属機関: 1東京医大眼科

ページ範囲:P.745 - P.750

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I.緒言
 網膜色素変性症に関しては,近年,幾多の研究がかさねられ,その成因についても徐々に解明されつつある。又,その治療に関しても,種々の薬物療法,臓器療法,放射線療法,更には自律神経手術,局所手術等数々の方法が試みられて或る程度の効果を収めているが,何れも決定的効果を期待するに至つていない。私も種々の方法を試みて来たが,今回,水野氏等の研究による網膜酵素説に基いて,カタリンナトリウムを内服薬として用い,見るべき結果を得たのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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