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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻7号

1964年07月発行

臨床実験

Scheie氏緑内障手術後に起つた脈絡膜剥離について

著者: 大石省三1 永谷忠1 藤津道禧1

所属機関: 1山口医大眼科

ページ範囲:P.795 - P.799

文献概要

Ⅰ.緒言
 Scheie氏の角膜辺縁に沿つて強膜を焼灼しつつ前房隅角部に瘢痕性炉過溝をつくり,虹彩根部切除を行なう緑内障手術の術式は既に1949年に同氏等によつて発表1)された。爾来繰返してその成績が2)3)4)5)報告されているのは周知の如くである。
 我国でも最近諸家の追試成績が報告6)7)8)されて大概この方法が従来の手術法に比して有用であることが認められている。私共は1年前から各種の緑内障特に続発性緑内障に行なつて減圧効果の著しいことを推賞しているのであるが,たまたま術後両眼に著しい脈絡膜剥離を相次いで起した1例,片眼にだけ認めた1例を経験したので,管錐術術後,水晶体全摘後の例に比較して述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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