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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻7号

1964年07月発行

文献概要

臨床実験

姉弟に現われた原発性帯状角膜混濁と膠様滴状角膜変性

著者: 郭漢謀1 須田要1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科

ページ範囲:P.807 - P.812

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Ⅰ.緒言
 原発性帯状角膜混濁は稀に見られる疾患であるが,更に同一家系に膠様滴状角膜変性を併発したものは,昭和7年清沢氏5)の報告以来未だ見当らない。
 先に著者等の中の郭7)は,一女子に現われた原発性帯状角膜混濁を報告したが,その後須田16)は,患者の弟の1人に生じた膠様滴状角膜変性を観察する機会を得た。かくの如き例の存在することは,これ等の角膜変性の遺伝的関係,ひいてはその成因に対しても有力な示唆を与えるものと考えられるので,以上の2例を一括して報告しようと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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