icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻7号

1964年07月発行

臨床実験

眼疾患におけるATPの使用経験について

著者: 大岡良子1 石田妙子1

所属機関: 1東邦大学医学部眼科

ページ範囲:P.879 - P.886

文献概要

Ⅰ.緒言
 ATP (Adenosine triphosphate)が1928年Lohmannにより筋肉の収縮過程の化学的機序解明の途上に発見されて以来,初期のATPへの認識は主として筋収縮機序におけるエネルギー授受に関するものであつたが,その後多くの研究者によつて,ATPの生体内に於ける広範囲な役割がはつきりしてきた。
 即ち生体内の機能は主として高エネルギー燐酸結合のエネルギーによつて使われており,ATPはその代表的存在で生体に広く分布して筋収縮の機械的仕事の他,血管拡張作用,降圧作用,脳代謝機能の賦活作用等がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら