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臨床実験
非Steroid性抗Aldosterone剤Diucelpin (2,4,7triamino−6—phenylpteridine)の緑内障に対する臨床的応用
著者: 坂上道夫1 中野彊1 鈴木ヒナ1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1029 - P.1034
文献購入ページに移動SulfanileamideあるいはそのN'置換体にCarbonic Anhydrase (C. A.)抑制作用のあるという事を端緒として,Acetazoleamideが,1954年Becker氏によって対緑内障眼圧降下剤として登場して以来,各種のC.A.阻害剤がその利尿剤としての特性,血圧降下剤としての特性と共に眼圧降下剤としての可否が論ぜられて来た。
著者の中,坂上はAcetazoleamideを始め,Sulfamin系としてはBenzothiazide系の薬剤(Chlorothiazideを母物質として各種の誘導体)更にDiurex (5—Chloro−2,4— DisulphamylToluene)をAcetazoleamideとBenzothia—zide系の中間作用型薬剤として緑内障に対する臨床使用を試みて来た。
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