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臨床実験
内頸動脈蛇行の眼症状
著者: 小原博亨1 中村一夫2 阿久津澄義 赤塚俊一1 樋口正男1 平恭司1 大野晶子3
所属機関: 1名古屋鉄道病院眼科 2名古屋鉄道病院内科 3名古屋鉄道病院
ページ範囲:P.1045 - P.1048
文献購入ページに移動Horner's Syndromeは1869年Claude Ber—nard及びHornerによつて最初報告されたが,頸部交感神経切除術が施行されるに至り本症状群の研究が完成されたかの様に見える。
しかし乍ら,私共,臨床家にとつては,この症候群の成立機転を知る事は甚だ困難なる場合が多い。外傷,或は,腫瘍の圧迫,炎症の波汲等の場合では比較的容易にその原因を知り得る事も多い。私どもは頸部交感神経がそのCarotid Ple—xusに障害がある場合は頸動脈撮影を行なう事によつて,容易にその病変を把握出来得る場合もあると考えて頸動脈撮影を行なつて,著明な内頸動脈の屈曲蛇行の一例に遭遇した。
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