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臨床実験
核性近視の1症例
著者: 横井昌彦1
所属機関: 1札幌鉄道病院眼科
ページ範囲:P.55 - P.57
文献購入ページに移動I.緒言
核性近視は欧米に於いて二重水晶体,二重焦点水晶体,二重屈折水晶体,単眼不同視,仮性白内障,水晶体軸性高屈折症,中心水晶体性近視等と呼称されている比較的稀な疾患である。我が国に於いては1917年(大正6年)河本氏に依る"水晶体の二重焦点"と題する報告例がその端緒であって,以後16氏,合計25例の報告があり,その名称も河本氏の提唱した"核性近視"が用いられている。
著者は今回計らずも札幌鉄道病院の入院患者の中で,本症に該当する症例を発見した。ここにその症例を報告し,諸先生方の御批判を仰ぐ次第である。
核性近視は欧米に於いて二重水晶体,二重焦点水晶体,二重屈折水晶体,単眼不同視,仮性白内障,水晶体軸性高屈折症,中心水晶体性近視等と呼称されている比較的稀な疾患である。我が国に於いては1917年(大正6年)河本氏に依る"水晶体の二重焦点"と題する報告例がその端緒であって,以後16氏,合計25例の報告があり,その名称も河本氏の提唱した"核性近視"が用いられている。
著者は今回計らずも札幌鉄道病院の入院患者の中で,本症に該当する症例を発見した。ここにその症例を報告し,諸先生方の御批判を仰ぐ次第である。
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