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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻1号

1965年01月発行

文献概要

臨床実験

Chloramphenicol投与による両側性急性球後視神経炎の2症例

著者: 中川喬1 伊藤進2

所属機関: 1札幌医科大学眼科教室 2札幌医科大学内科

ページ範囲:P.59 - P.63

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I.まえがき
 抗生物質は生体の代謝を阻害し,ビタミンB群の欠乏を惹き起こすことが知られている。Chlo—ramphenicol (CM)は抗菌スペクトルが広く,各種の感染症に用いられている。眼科領域での副作用はほとんどみられないが時には他の抗生物質投与の際にもみられるビタミンB群欠乏様症状,稀には造血機能障害をもたらす。
 著者は長期抗結核療養者にCMを投与し,急性球後視神経炎を併発した2症例を観察したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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