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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻1号

1965年01月発行

文献概要

臨床実験

各種眼筋麻痺に対するA.T.P.製剤(Trinosin-S)の使用経験—(眼筋麻痺の種々相その2)

著者: 本橋昭男1 藤原隆明1

所属機関: 1静岡赤十字病院眼科

ページ範囲:P.71 - P.74

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I.緒言
 著者は既に臨眼誌上に「眼筋麻痺の種々相,その1)と題して,2,3の疾患をとりあげ,眼筋麻痺の場合はその原因を究明することが治療上最も必要なことをのべた。このことはA.T.P.の眼筋麻痺に対する効果を期待する場合にも必要なことで,例えば脳腫瘍,頭蓋内動脈瘤,頭蓋底の器質性疾患,或は眼窩腫瘍等に基づく眼筋麻痺の場合にA.T.P.の効果の有無を云々することは元々無理なことである。従つて,器質性病変に基づく眼筋麻痺をA.T.P.の使用対象から除外することがA.T.P.の効果をしらべる前提条件といえる。著者はかかる条件の下でA.T.P.製剤Trinosinを各種眼筋麻痺に使用して良好な結果を得たのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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