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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻1号

1965年01月発行

文献概要

臨床実験

Betamethasone (Rinderon)点眼液の臨床的使用経験

著者: 徳永次彦1 村尾斡男1 三島恵一郎1 中村周平1 森晋次1

所属機関: 1長崎大学医学部眼科

ページ範囲:P.75 - P.80

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I.まえがき
 副腎皮質ホルモンは多くの眼疾患治療を頗る容易にしているが,眼科領域への導入初期及びDe—xamethasone出現時の著効ぶりは特に印象的である。最近更にそのDexamethasoneに勝る効力を有すると云われるBetamethasoneが米国Scherng会社で作り出され,Rinderonの名で我が国でも発売使用されている。眼疾患治療のためのRinderon全身的投与経験の報告は既に坂上等1)(昭37),池田等2)(昭37),生井等3)(昭38),朝岡等4)(昭38),及び馬嶋等5)(昭38)によつてなされ,その著効性が証明されている。
 今回,我々は塩野義製薬株式会社から点眼点耳用リンデロン液の提供を受け,これを後述の例に臨床的に試用し,の2,3知見を得たので,その使用経験をここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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