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臨床実験
螢光眼底撮影法(その1)
著者: 清水弘一1
所属機関: 1東京大学医学部眼科
ページ範囲:P.1247 - P.1251
文献購入ページに移動I.まえがき
眼底の循環系の機能検査の一方法として,静注された造影剤の流れを検眼鏡的に観察することはかねてから実験的には行なわれていたが,近年螢光物質と眼底カメラとを用いることによりきわめて容易に人眼にこれを応用できるようになつた。眼のAngiographieともいえるこの螢光眼底撮影法は眼循環の生理の解明に役立つのみならず,検眼鏡的に観察された眼底の病的状態の機能を明らかにする上で,今後きわめて大きな応用範囲を持つものと期待されるが,以下に著者の現在用いている方法を紹介し若干の知見をもあわせて紹介したい。
眼底の循環系の機能検査の一方法として,静注された造影剤の流れを検眼鏡的に観察することはかねてから実験的には行なわれていたが,近年螢光物質と眼底カメラとを用いることによりきわめて容易に人眼にこれを応用できるようになつた。眼のAngiographieともいえるこの螢光眼底撮影法は眼循環の生理の解明に役立つのみならず,検眼鏡的に観察された眼底の病的状態の機能を明らかにする上で,今後きわめて大きな応用範囲を持つものと期待されるが,以下に著者の現在用いている方法を紹介し若干の知見をもあわせて紹介したい。
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