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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻10号

1965年10月発行

文献概要

臨床実験

眼天疱瘡の1例

著者: 三根亨1 平沢美瑠子1 山田玲子1 山田日出美1

所属機関: 1関西医科大学眼科

ページ範囲:P.1271 - P.1276

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I.まえがき
 天瘡は慢性に経過する皮膚水疱症であり,その皮膚変化が,Epidermolysisによつて起る大型水疱形成をなすものである。急性天疱瘡,慢性尋常性天疱瘡,落葉性天疱瘡,増殖性天疱瘡等があるが,眼科方面では判然たる病名がなく,眼天疱瘡Pemphigus ocularisの名で一括されている。眼天疱瘡は急性天疱瘡にみられる事が多いが,本症の一例を長期にわたつて観察し,一眼は緑膿菌感染を起して摘出したので,その経過及び病理組織学的所見を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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