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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻11号

1965年11月発行

文献概要

第18回臨眼グループディスカッション

E.R.G.

著者: 浅山亮二1 高橋利兵衛2 猪股孝四郎2 田沢豊2 尾辻孟3 木下渥3 佐藤和夫4 倉知与志5 米村大蔵5 河崎一夫5 広瀬竜夫5 鈴木宜民6 窪田靖夫6 高瀬明6 宇佐美恵美子6 早川輝夫7 長谷川正光8 井上治郎9 小沢哲慶9 瀬戸川朝一10 玉井嗣彦10 永田誠1 足立啓1 矢野敏郎1 沢本義衛1 岸本達也1 木谷胖1 初田高明11 神谷直義12 寺田悟郎12 竹内実三12 藤本蕃12 松尾治亘13 久保敏雄13 中島章14 金子寛14 杉野剛14 黒住格15 阿部信博16 武田浩芳16 横山実17 今野信一17 中村善寿18 近藤勉19 真田知彰 近藤正彦20 加藤礼一21 東城22

所属機関: 1京大 2岩手大 3阪大 4弘大 5金大 6千大 7日医大 8横市大 9東大 10鳥取大 11京府大 12奈良大 13東医大 14順天堂大 15神医大 16東北大 17三重大 18医歯大 19山口医大 20岐大 21川口市民病院 22大阪労災

ページ範囲:P.1405 - P.1407

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 ERG研究グループの討議は産業貿易会館第4会議室において約50名が集り,午前9時から午后3時迄昼食時間をのぞいて5時間に亘り終始熱のこもつた報告と意見交換が行われた。今回は基礎的な実験研究が多く,臨床的な話題は少なかつたが,実験研究の中でもERGを後頭葉の皮質誘発反応VERとの関連において追求しようとする傾向が日立つていた。
 先ず第1席杉田(名大)はZeissの光凝固装置を用いて家兎の網膜および視神経乳頭を凝固し,そのERGについて報告した。術後網膜の凝固面積に応じてa波およびb波が減弱し,また視神経乳頭及びその周囲の血管の光凝固ではERGにはさしたる影響をみとめなかつた。そして低下したERGの振幅は日時と共に多少回復する傾向が見られ,約一週間で安定すると述べた。これに対して,家兎網膜の血行分布および視神経障害の影響についての討論があつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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