文献詳細
臨床実験
文献概要
I.緒言
脈なし病は,1908年,高安氏の第1例以来,繰り返し報告され,近年に到つてもかえつて多くの人の注目をひいている様である。欧米ではaorticarch syndromeの概念のもとに精細な論文が発表されている。私共の結果は,それに屋上屋を重ねるに止るが,5例の初期像と思われる眼底所見を観察し,特に症例4,5では典型的な眼底変化に到つた例であつたので,それらについて述べたい。
脈なし病は,1908年,高安氏の第1例以来,繰り返し報告され,近年に到つてもかえつて多くの人の注目をひいている様である。欧米ではaorticarch syndromeの概念のもとに精細な論文が発表されている。私共の結果は,それに屋上屋を重ねるに止るが,5例の初期像と思われる眼底所見を観察し,特に症例4,5では典型的な眼底変化に到つた例であつたので,それらについて述べたい。
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