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臨床実験
Acezolamide (静注用Diamox)の眼圧下降効果について
著者: 小野弘光1 長南常男1
所属機関: 1札幌鉄道病院眼科
ページ範囲:P.1479 - P.1484
文献購入ページに移動Diamoxをはじめとする炭酸脱水酵素阻害剤は,眼科領域においては1954年Becker1)等Gra—nt等2)及びBreinin等3)により眼圧下降剤として研究されて以来,数多くの研究が行われ,今日では緑内障治療剤として一般的なものになつている。最初のDiamox (Acezolamide)に次いで,Daranide (Dichlorphenamide)4)5),Ne—ptazane (Metazolamide)6),Diurex (5—chloro—2-4—disulfamyl-toluene)7)等の薬剤が副作用をより減少せしめ,より大きな眼圧下降効果をあげるために研究されて来ている。
これらのSulfonamide誘導体として同系列に属する薬剤のうち静脈内投与可能なのはDiamoxのみであり,静脈内投与であるということは内服薬に比較して急速に血中濃度を高めることを意味し,内服薬とはある異つた効果が期待されるところである。
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