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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻12号

1965年12月発行

文献概要

臨床実験

Acezolamide (静注用Diamox)の眼圧下降効果について

著者: 小野弘光1 長南常男1

所属機関: 1札幌鉄道病院眼科

ページ範囲:P.1479 - P.1484

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I.緒言
 Diamoxをはじめとする炭酸脱水酵素阻害剤は,眼科領域においては1954年Becker1)等Gra—nt等2)及びBreinin等3)により眼圧下降剤として研究されて以来,数多くの研究が行われ,今日では緑内障治療剤として一般的なものになつている。最初のDiamox (Acezolamide)に次いで,Daranide (Dichlorphenamide)4)5),Ne—ptazane (Metazolamide)6),Diurex (5—chloro—2-4—disulfamyl-toluene)7)等の薬剤が副作用をより減少せしめ,より大きな眼圧下降効果をあげるために研究されて来ている。
 これらのSulfonamide誘導体として同系列に属する薬剤のうち静脈内投与可能なのはDiamoxのみであり,静脈内投与であるということは内服薬に比較して急速に血中濃度を高めることを意味し,内服薬とはある異つた効果が期待されるところである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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