文献詳細
特集 第18回日本臨床眼科学会講演集 (その1)
学会講演
文献概要
I.緒言
眼瞼の手術には角板を使用することが多いが,角板は使用に際しては,必ずこれを片手で保持しなければならない。しかしこれが案外厄介なもので,特に単独で手術を行う場合などは勿論であるが,助手がいても,絶えず角板から手を離せない為,折角の助手の手が角板保持という極めて単純な仕事に取られて,手術操作全体の立場から考えると相当な損失である。
そこで,角板をその場所に固定し,滑り落ちない工夫を試みた。この考按によつて,単独手術の際は勿論,助手介助のある時でも,助手の手をもっと高次の手術操作に参加させることが可能になる。
眼瞼の手術には角板を使用することが多いが,角板は使用に際しては,必ずこれを片手で保持しなければならない。しかしこれが案外厄介なもので,特に単独で手術を行う場合などは勿論であるが,助手がいても,絶えず角板から手を離せない為,折角の助手の手が角板保持という極めて単純な仕事に取られて,手術操作全体の立場から考えると相当な損失である。
そこで,角板をその場所に固定し,滑り落ちない工夫を試みた。この考按によつて,単独手術の際は勿論,助手介助のある時でも,助手の手をもっと高次の手術操作に参加させることが可能になる。
掲載誌情報