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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻3号

1965年03月発行

文献概要

特集 第18回臨床眼科学会特集号(その2) 学会講演集

当帰(Ligusticum acutilobum Sieb, et Zucc.)の家兎眼圧に及ぼす影響に関する実験的研究

著者: 岡田信道1

所属機関: 1千葉大学医学部眼科

ページ範囲:P.279 - P.286

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I.はしがき
 我々の教室では従来より種々の漢薬が試みられて来たが,未だ経験的治療の域を出ず,かねてよりその基礎的研究の必要性が痛感されていた。
 今回我々が研究の対照に選んだ当帰は,繖形科に属する宿根草タウキLigusticum acutilobum Sieb. et Zucc. の根で,川芎と共に芳香性を有する代表的和漢薬の1つであり,温性浄血,鎮静鎮痛,強壮薬として貧血症及び婦人病に用いられて来た事が本草綱目の記載にもみられる。又さきの鈴木教授の報告によれば,皇漢眼科に於いて当帰が緑内障治療薬の1つとてし多用されていた事が指摘されているところから,今回は臨床実験に先立つて,当帰の家兎眼圧及び血圧に及ぼす影響について実験したのでその一端を第1報として報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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