文献詳細
特集 第18回臨床眼科学会特集号(その2)
学会講演集
文献概要
I.緒言
近年種々なる眼圧下降剤についての実験的並びに臨床的研究報告が多数散見される。点眼薬としては,Ismelin, digitonin或いはcardiac gly—cosideが,静注用としては尿素を始めとして最近mannitol等の滲透圧剤が,内服剤としては,acetazol amideを始めとして,Diurex, Dia—mox Sequels等数々の炭酸脱水酵素阻害剤が出現,その使用経験が数多く報告されている。更にVirno等1)はglycerol (以下Gと略す)内服が眼圧下降に非常に劇的に作用することを報告している。著者等は動物実験的にその副作用を検すると共に,26例の正常並びに緑内障眼に対してGを経口投与する機会を得,いづれの症例にも顕著な眼圧下降作用を観たのでここに報告する。
近年種々なる眼圧下降剤についての実験的並びに臨床的研究報告が多数散見される。点眼薬としては,Ismelin, digitonin或いはcardiac gly—cosideが,静注用としては尿素を始めとして最近mannitol等の滲透圧剤が,内服剤としては,acetazol amideを始めとして,Diurex, Dia—mox Sequels等数々の炭酸脱水酵素阻害剤が出現,その使用経験が数多く報告されている。更にVirno等1)はglycerol (以下Gと略す)内服が眼圧下降に非常に劇的に作用することを報告している。著者等は動物実験的にその副作用を検すると共に,26例の正常並びに緑内障眼に対してGを経口投与する機会を得,いづれの症例にも顕著な眼圧下降作用を観たのでここに報告する。
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