icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻3号

1965年03月発行

特集 第18回臨床眼科学会特集号(その2)

学会講演集

新作平仮名視力表について

著者: 大島祐之1 篠田茂1 榎本辰男1 高垣益子1 磯部理美子1

所属機関: 1東京医科歯科大学眼科

ページ範囲:P.315 - P.325

文献概要

I.緒言
 先に私共1)は作図法を明示したゴチック体の平仮名視標を発表した。当時私共はランドルト環(以下L環)は正確な寸法で作製し得るガラス板製,文字視標は紙製視力表を使用するという考えに立つていたので,紙に作図せる文字視標とガラス板製の正確なL環とを比較実験し文字視標とL環とを同一の太さにする時,同等の視認度を示すとの結論を得た。
 その後視力班より成案として発表された視力検査基準2)に於いては,准標準視力検査装置として紙製視力表にL環と文字視標とを併記することが指示されたので,文字の寸法を改めて検討する必要が感ぜられ,更に反覆実施した実験結果に基いて,この度L環と平仮名視標とを配列した視力表を作製した。この視力表のL環と文字視漂との一致度を検討した結果と共に,現在市販の代表的な3種の視力表について同様に実施した実験結果を茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら