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特集 第18回臨床眼科学会特集号(その3) 学会講演集
瞳孔の誘導振動の研究
著者: 佐久間芳三1
所属機関: 1岐阜医科大学眼科
ページ範囲:P.475 - P.478
文献購入ページに移動I.緒言
瞳孔は光に対して特に敏感であり,その反応態度如何は各種疾患,特に反射路に関連した中枢神経系の疾患には必要欠くべからざるものであるから,現在迄色々と研究されている。
瞳孔の運動及び運動の状態の観察には,今日迄各種の装置が製作されているが,私共は先に幅氏が発表した様に瞳孔に光線を照射すると縮小し,遮断すると散大するのを自然に起る様にして瞳孔の振動を誘発し,それを連続観察し得る装置としたものである。本装置の詳細は本学研究室幅氏が本年5月京都眼科学会で報告し,併せて正常人の成績を報告されたが,今回,私は各種眼疾患に於ける誘導振動を測定すると共に,今後本装置改良の参考とすべく実験を試みたので報告する。
瞳孔は光に対して特に敏感であり,その反応態度如何は各種疾患,特に反射路に関連した中枢神経系の疾患には必要欠くべからざるものであるから,現在迄色々と研究されている。
瞳孔の運動及び運動の状態の観察には,今日迄各種の装置が製作されているが,私共は先に幅氏が発表した様に瞳孔に光線を照射すると縮小し,遮断すると散大するのを自然に起る様にして瞳孔の振動を誘発し,それを連続観察し得る装置としたものである。本装置の詳細は本学研究室幅氏が本年5月京都眼科学会で報告し,併せて正常人の成績を報告されたが,今回,私は各種眼疾患に於ける誘導振動を測定すると共に,今後本装置改良の参考とすべく実験を試みたので報告する。
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