文献詳細
文献概要
特集 第18回臨床眼科学会特集号(その3) 学会講演集
中心性網膜炎に対する超音波治療
著者: 山本由記雄1
所属機関: 1都立駒込病院眼科
ページ範囲:P.517 - P.518
文献購入ページに移動I.はじめに
一般に本疾患の診療にあたり,常に痛感することは,その原因の不詳という点であり,勢い対症療法に奔らざるを得ず,その際の療法如何では,病機の転期に支障を来す危険が充分含まれていることになる。私も本症例に対し,ニコチン酸(Nyc—lin),コンドロイチン硫酸,デキストラン硫酸,アドゾンVなど多様の薬剤を使用して,各種独自の卓効性をみとめて,報告してはいるが,症例に臨んで果してどの薬剤を選択してよいのか判断に苦しむ場合が非常に多い。
しかし,現在の治療の趨勢からいうと,副腎皮質ホルモンによる消炎と,末梢血管拡張剤の使用が重用されていると考えられる。
一般に本疾患の診療にあたり,常に痛感することは,その原因の不詳という点であり,勢い対症療法に奔らざるを得ず,その際の療法如何では,病機の転期に支障を来す危険が充分含まれていることになる。私も本症例に対し,ニコチン酸(Nyc—lin),コンドロイチン硫酸,デキストラン硫酸,アドゾンVなど多様の薬剤を使用して,各種独自の卓効性をみとめて,報告してはいるが,症例に臨んで果してどの薬剤を選択してよいのか判断に苦しむ場合が非常に多い。
しかし,現在の治療の趨勢からいうと,副腎皮質ホルモンによる消炎と,末梢血管拡張剤の使用が重用されていると考えられる。
掲載誌情報