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特集 第18回臨床眼科学会特集号(その4) 学会講演集
眼組織のIsozymeについて—第1報網膜のLDH Isozymeに就いて
著者: 山本覚次1 長谷川栄一1 藤原久子1 小橋艶子1 那須欽爾1
所属機関: 1岡山大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.599 - P.603
文献購入ページに移動Isozyme又はIsoenzyme (異型酵素)と云う言葉は,Markert及びMφllerが1959年頃から用いた。彼等はそれ迄単一と考えられた乳酸脱水素酵素が電気泳動で2〜5種類の分画に分れる所からこの一群の酵素を乳酸脱水素酵素(Lacticacid dehydrogenase以下LDHと略す)のIsozymeと名付けた。
Markert等の定義するIsozymeは,基質特異性は同一で,関与する反応の種類も同じで,全く同一の酵素として分類されるものであるが,その分子の型が異つているために,いろいろの手段で区別出来るような一群の酵素を指している。いろいろの手段とは,現在
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