文献詳細
文献概要
特集 第18回臨床眼科学会特集号(その4) 学会講演集
涙道閉塞に対する根型ビニール管及び人工鼻涙管の使用法
著者: 公炳禹1
所属機関: 1公眼科
ページ範囲:P.623 - P.626
文献購入ページに移動 私は1937年及び1942年フルオレスチン液を用いて従来とは異なつた新しい原理に基づき涙道機能の検査法を考案発表した。現在"公氏フルオレスチン法"として臨床に於て広く用いられている。なお私は1942年この涙道機能検査方法によつて,一つの新しい涙道異常症の存在する事実を発見した。これを涙道機能不全症と命名した。この涙道異常症は,私の涙道機能検査法によつて,初めて他覚的に確認された涙道異常症である。即ち,この涙道機能不全症の診断は,私の涙道機能検査法が唯一の他覚的証明方法である。
最近,私は恰も草木の根の形ちに似ているビニール管と,鼻腔から挿入のできる人工鼻涙管を考察し,これを涙道閉塞症に利用して,その涙道機能が完全に回復する事実を私の涙道機能検査法によつて確認されたので,ここにその使用方法を報告する。
最近,私は恰も草木の根の形ちに似ているビニール管と,鼻腔から挿入のできる人工鼻涙管を考察し,これを涙道閉塞症に利用して,その涙道機能が完全に回復する事実を私の涙道機能検査法によつて確認されたので,ここにその使用方法を報告する。
掲載誌情報