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特集 第18回臨床眼科学会特集号(その4) 学会講演集
糖尿病性網膜症の予後と負荷血糖値との関係—糖尿病性網膜症の経過(5)
著者: 福田雅俊1 田坂仁正2
所属機関: 1東京大学医学部眼科 2東京大学医学部中尾内科
ページ範囲:P.637 - P.641
文献購入ページに移動糖尿病性網膜症(以後網膜症と略す)の発症予防及び進行阻止には,血糖値のコントロールが大切であることは,従来著者等1)2)3)の主張して来たところであるが,良好なコントロールが保たれているにも拘らず,網膜症の発症,進行する症例(以後進行例と略す)があることも事実である。
著者の1人福田は,第68回日眼総会(昭和39年4月於東京)に於ける谷道之氏の発表4)に追加して,これ等コントロール良好にして網膜症の進行する症例では,治療開始前に於ける負荷試験の2時間値が200mg/dl以上を示すものが多いことを指摘した。
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