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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻5号

1965年05月発行

文献概要

臨床実験

眼底疾患に対するビタミンB12(フレスミンS)の使用経験

著者: 犬養恭四郎1 奥田安世1 兼子博人2

所属機関: 1下谷病院眼科 2日本医科大学眼科

ページ範囲:P.741 - P.743

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Ⅰ.緒言
 諸種神経疾患に対して,ビタミンB12の大量投与が有効であることは内科,神経科領域に於ては既に諸家により報告されているところである。然しながら眼科領域に於てはその応用例が未だ少なく,最近に至り山下が三叉神経痛に,飯沼等が緑内障に,石川等が糖尿病性網膜症に使用した成績を発表している程度である。
 著者等は少しく趣を変えて眼底疾患特に黄斑部変性症,視神経萎縮を中心としてフレスミンS(1cc中1000μg)を試用し,若干の成績を得たので茲に報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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