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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻7号

1965年07月発行

文献概要

臨床眼科

融像による単一視と絶対単一視

著者: 船石晋一

所属機関:

ページ範囲:P.919 - P.922

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 従来,両眼単一視は網膜融像によつてのみ行われると信じられ,融像則単一視,単一視則融像として扱われていたが,これとは別種の絶対単一視のある事が発見出来た。等しく両眼視するのに2様の単一視がある事は,一応奇異に思える。就ては,更めて両種単一視の差違を検討する必要がある。
 今,黒糸を,白色小球2個に通してこれを弦状に張り,其間隔を20cmとし,両球とも正面,眼より僅かに低く持ち,近方の球50cmの位置から両球を眺めると,何れも1個として見える。特別に1方を注視すると他は複視される,遠球を注視の際は交叉性,近球の時は同側性の複像を見る。2球の間隔を大きくすると,更に複視は著明になる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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