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文献概要
臨床眼科
角膜の細隙燈顕微鏡写真撮影法
著者: 武田和夫1
所属機関: 1慶応大学医学部眼科
ページ範囲:P.923 - P.928
文献購入ページに移動I.緒言
細隙燈生体顕微鏡は最近その普及がいちじるしく,眼科診療の必需品といわれるほどであるが,その観察した所見を記録するのに写真はまだあまり利用されていない。前眼部の写真撮影は一眼レフカメラや,ストロボ等の進歩により容易になり,Zeiss細隙燈顕鏡附属の装置を使用すれば,誰にもほぼ失敗なく撮れるようになつた。しかし細隙光によりはじめて観察される所見を写真で記録するのは困難であり,あまり行われていない。
著者は角膜移植に関する臨床的観察に際し,角膜におこる変化を細隙光で観察し,カラーフィルムで記録することを考え,細隙燈顕微鏡に特殊な加工をせず,高倍率で容易に撮影することが出来る附属装置を考案し,この装置による撮影を試みたので,その結果について報告する。
細隙燈生体顕微鏡は最近その普及がいちじるしく,眼科診療の必需品といわれるほどであるが,その観察した所見を記録するのに写真はまだあまり利用されていない。前眼部の写真撮影は一眼レフカメラや,ストロボ等の進歩により容易になり,Zeiss細隙燈顕鏡附属の装置を使用すれば,誰にもほぼ失敗なく撮れるようになつた。しかし細隙光によりはじめて観察される所見を写真で記録するのは困難であり,あまり行われていない。
著者は角膜移植に関する臨床的観察に際し,角膜におこる変化を細隙光で観察し,カラーフィルムで記録することを考え,細隙燈顕微鏡に特殊な加工をせず,高倍率で容易に撮影することが出来る附属装置を考案し,この装置による撮影を試みたので,その結果について報告する。
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