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臨床実験
Parinaud症候群の1例とそのベクトルEOG
著者: 上野山謙四郎1 近江栄美子1 戸田操1
所属機関: 1和歌山医科大学眼科
ページ範囲:P.1025 - P.1026
文献購入ページに移動四丘体領域の病変に際して,垂直注視麻痺(Parinaud症候群)が屡々認められることは,良く知られている所である。
著者等は今回,中脳水道の閉塞のために脳室の拡大を来し,本症候群を示した1例を観察する機会を得,更に新しい眼球運動機能の検査法であるベクトルEOGをこの症例につき行なつたので,その結果と共にここに報告する。
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