文献詳細
臨床実験
文献概要
I.まえがき
四丘体領域の病変に際して,垂直注視麻痺(Parinaud症候群)が屡々認められることは,良く知られている所である。
著者等は今回,中脳水道の閉塞のために脳室の拡大を来し,本症候群を示した1例を観察する機会を得,更に新しい眼球運動機能の検査法であるベクトルEOGをこの症例につき行なつたので,その結果と共にここに報告する。
四丘体領域の病変に際して,垂直注視麻痺(Parinaud症候群)が屡々認められることは,良く知られている所である。
著者等は今回,中脳水道の閉塞のために脳室の拡大を来し,本症候群を示した1例を観察する機会を得,更に新しい眼球運動機能の検査法であるベクトルEOGをこの症例につき行なつたので,その結果と共にここに報告する。
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