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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻8号

1965年08月発行

文献概要

臨床実験

真菌症治療剤によるAureobasidium-Keratomycosisの1治験例

著者: 百々次夫1 平田敏夫1

所属機関: 1広島大学医学部眼科

ページ範囲:P.1033 - P.1040

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I.緒言
 角膜真菌症は1879年にLeberによつて初めて記載され,我が国では30年後の1909年に槇が最初に報告した。以来我が国では,その症例が散発的に記載されて来たが,近年急激に報告例が増加して,初報以来現在までに46報(76例)が数えられる。
 一方,報告例の増加と共に,その治療方法も多様に試行,提唱されて来たが,いまだ決定的な方策がない。最近私共の経験した角膜真菌症の1例で,その菌種をAureobasidium pullulansと同定,これに抗真菌剤Amphotericin B及びNystatinを使用して著効を認めたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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