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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻8号

1965年08月発行

文献概要

臨床実験

交通事故によつて多発したアンモニアによる眼障害とこれを全治せしめた経験について

著者: 武本吉浩1

所属機関: 1日立総合病院眼科

ページ範囲:P.1047 - P.1056

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I.緒言
 眼腐蝕として最も頻度の高い角膜及び結膜の腐蝕は,酸アルカリ,金層塩類,動物性並びに植物性物質,種々の合成品等によって惹起させる。
 これら腐蝕物質の何れもこれに触れた部の蛋白質を凝固して組織の壊死を起し濃厚な混濁を角膜に生ずるが,一般的に云って酸類は角膜では表層を強く浸し深部には至らないが「アルカリ」は酸と異なり浸透性があり組織の深部を腐蝕するので「アルカリ」による眼障害は酸によるよりも重症なものが多いことは衆知のことである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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