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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻9号

1965年09月発行

文献概要

臨床実験

Fiber Laserの眼内手術への応用,特に網膜光凝固について

著者: 野寄達司1 J.Campbell2 M. Rittler2 E. Innis3 J. Koester3

所属機関: 1順天堂大学医学部眼科 2コロンビア大学医学部眼科 3アメリカン・オプティカル・カンパニー・リサーチセンター

ページ範囲:P.1109 - P.1114

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I.はじめに
 Fiber Laser (ファイバー・レーザー)とは,Laser (レーザー)とFiber Optics (ファイバーオプティクス)の原理をたくみに組合わせたもので,ファイバーの内部に発生したレーザー光を,フレキシブルなファイバーオプティクスを通して伝達し,各種の組織を光凝固しようとするものである。
 レーザーを利用した光凝固機については,既に著者1)及びその他2)により,その実験例が発表されている。この瞳孔を通して行う光凝固術は非観血的手術であり,その適用範囲はかなり広い。しかし眼透光体に混濁がある時,眼底のごく周辺部を治療する場合,又は色素の少い部分等には,その応用が困難なことがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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