文献詳細
文献概要
臨床実験
前円錐水晶体の1症例
著者: 田辺歌子1 木村健1
所属機関: 1順天堂大学医学部眼科
ページ範囲:P.1141 - P.1144
文献購入ページに移動I.緒言
前円錐水晶体は水晶体の一種の形態異常であり,水晶体前面が円錐状または球状に前房内に突出する状態をいう。円錐状に突出している場合をlenticonus,球状の場合lentiglobusというが,Mann1)によればこれは形態学的な区別で,多くの著者は両方を包括して広義の円錐水晶体といつている。
私共は今回前円錐水晶体の一例に遭遇し,Pha—cometry,Echogramにより水晶体の形態について検討する機会を得たので,ここに報告する。
前円錐水晶体は水晶体の一種の形態異常であり,水晶体前面が円錐状または球状に前房内に突出する状態をいう。円錐状に突出している場合をlenticonus,球状の場合lentiglobusというが,Mann1)によればこれは形態学的な区別で,多くの著者は両方を包括して広義の円錐水晶体といつている。
私共は今回前円錐水晶体の一例に遭遇し,Pha—cometry,Echogramにより水晶体の形態について検討する機会を得たので,ここに報告する。
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