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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科19巻9号

1965年09月発行

文献概要

臨床実験

新線溶酵素剤Urokinaseの使用経験

著者: 三国政吉1 木村重男1 新保信夫1 小川洋一1

所属機関: 1新潟大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.1155 - P.1163

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I.緒言
 酵素化学の進歩に伴い,近年いろいろの酵素製剤が臨床的に応用されるようになつたが,線溶酵素もその一つである。線溶酵素Plasminは血液凝固によつて生じたFibrinを特異的かつ強力に分解する蛋白溶解酵素で,臨床的には現在血栓・塞栓性疾患や炎症性疾患の治療に広く用いられ,製剤としては精製Plasmin製剤やStreptoki—nase製剤などが使用されている。
 眼領域においても網膜静脈血栓症,動脈塞栓症をはじめ,種々の出血性眼疾患,炎症性眼疾患に用いられて有効のことが報告されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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