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手術
特発性網膜剥離の再手術についての一つの考察
著者: 浅山亮二1 坂上英 足立啓
所属機関: 1京都大学医学部眼科
ページ範囲:P.1165 - P.1172
文献購入ページに移動近年,特発性網膜剥離の治療法は,一般治療医学の進歩と相まつて,手術々式の改善,あるいは新術式の開発によつて急速な発展をみている1)。従来はジアテルミー凝固法が手術法の主体であつて,まれにその重症例に鞏膜切除短縮法2)が併用されたに過ぎなかつたが,最近は種々の新らしい術式が併用されるようになつた。そしてその治療効果が一段と向上して来ていることはすでに周知の通りである。
我々の教室においては,重症例あるいは悪性網膜剥離に対して,従来の術式の外に,鞏膜短縮法(Chamlin-Rubner3)),胎盤移植法(Bangerter4)),Plombe縫付法(Custodis5)), Polyethy—lene管締結法(Schepens6)),赤道部輪状締結法(Arruga7))など,あるいはそれらの改良法を広く採用している。
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