文献詳細
〔Ⅱ〕原著
文献概要
緒言
私が報告する疾患は1889年Fuchsが反復性角膜上皮剥離症(Erosio corneae recidiva)と記載し,1900年にv.Szilyは角膜と皮分離(Disj nc-tio epithelii)と稱した疾患で,Hanoenに依つて1872年初めて報告されたものである。我國報告例としては12例餘で此の内家族的に見られたものは須澤(綜眼36卷)梶(眼臨34卷)兩氏の例のみである。私は4世代にわたり遺傳的に本症が現はれた例を觀察したので追加報毎する。
私が報告する疾患は1889年Fuchsが反復性角膜上皮剥離症(Erosio corneae recidiva)と記載し,1900年にv.Szilyは角膜と皮分離(Disj nc-tio epithelii)と稱した疾患で,Hanoenに依つて1872年初めて報告されたものである。我國報告例としては12例餘で此の内家族的に見られたものは須澤(綜眼36卷)梶(眼臨34卷)兩氏の例のみである。私は4世代にわたり遺傳的に本症が現はれた例を觀察したので追加報毎する。
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