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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科2巻3号

1948年07月発行

Ⅱ臨牀實驗

調節學説の誤診に關する一般常識的考察

著者: 田川精三郞

ページ範囲:P.105 - P.107

文献概要

第一章 緒言
 從來一般に普及せられ信ぜられてゐるヘルムホルツの調節學説によると,吾々の眼には遠方から近方を見る爲の調節機能即ち田川の所謂近方(最初近距離と呼んだが最近近方と改稱以下同斷)調節機能丈が備はつて,近方から遠方を見る爲の調節機能即ち田川の所謂遠方(最初遠距離と呼んだが最近近方と改稱以下同斷)調節機能は備はつてないので,吾々が遠方を見るのな遠方から近方を見る爲に緊張させ働かせた調節機能を弛緩させ休ませる譯であり。從つて吾々の眼は近方を見る程働き,遠方を見る程休む譯のものだと云はれてゐるのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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